バスケットボール熱視線

OG・アヌノビーが与えた変化

トロント・ラプターズとのトレードでOG・アヌノビーを獲得したニューヨーク・ニックス。

獲得後、今シーズン初の5連勝を含む最初の10戦では8勝2敗と好調のニックスを深堀りしていく。

トレード内容の振り返り

ニックス獲得

・OG・アヌノビー

・プレシャス・アチューワ

・マラカイ・フリン

ラプターズ獲得

・RJ・バレット

・イマニュエル・クイックリー

・2024年ドラフト2巡目指名権

好調の要因

圧倒的なディフェンス力

アヌノビー加入後のニックスの好調の要因の一つはディフェンスが改善されたことだ。

加入前加入後
ディフェンスレーティング115.5104.1
被3PT試投数36.231.8
被3PT成功数13.6本10.1本
DIFF%(3PT)0.7-4.1

加入前のディフェンスレーティングが加入前115.5に対し、加入後は104.1と10点以上の改善がみられている。ちなみにリーグ屈指のウルブズのディフェンスレーティングが108.6であるためリーグ屈指のディフェンス力を構築できていることがわかる。

リーグ屈指のディフェンス力を構築できている要因がスリーポイントに対するディフェンスである。加入前36.2本打たれていたのに対し、加入後は31.8本しか打たせていない。その結果13.6本決められていたスリーポイントが10.1本しか決めれなくなったことがディフェンスの改善に大きく影響している。

アヌノビー加入によるチームとしての変化を見てきたが、アヌノビーがコートにいるときといないときとでチームにどう影響を与えているか見ていきたい。

ONコートOFFコート
オフェンスレーティング98.9117.7
ディフェンスレーティング121.296.1
ネットレーティング22.3-21.6

アヌノビーがコートにいるときは22.3点のネットレーティングを記録しているのに対し、いないときは-21.6と40点以上の影響を与えており、ディフェンスだけでなくオフェンスでもチームに欠かせない存在になっている。