バスケットボール熱視線

11/3 スパーズVSサンズ

試合レビュー

得点王4度は伊達じゃない

試合開始早々13-0のランに成功したスパーズに対し, 過去4度の得点王を獲得したデュラントがゲームを繋いだ.

デュラントはミドルジャンパーに始まり, 3pt, ドライブからのレイアップと11得点を積み重ねスパーズに食らいついていった.

デビン・ブッカー復帰

開幕戦のから欠場が続いていたデビン・ブッカーがこの試合から復帰.

開幕戦同様ポイントガードとしてゲームをコントロール. 第1Qはゲーム感覚がなかったからかフィールドゴール3本中0本と不調.第2Qからは徐々に感覚取り戻したのか終わってみればフィールドゴール19本中10本成功の31得点に加え, 9リバウンド・13アシストのトリプルダブル級の活躍.

圧巻だったのは第4Q, 残り5分を切って同点に追いつくまでのパフォーマンス. ゴール下へのアタック, 3ptを含む10得点をあげチームのランに貢献.

圧倒的なインサイドの支配

この試合で際立ったのはウェンバンヤマを中心としたスパーズのゴール下での支配力.

オフェンス

オフェンス面ではゴール下でのフィールドゴールが26本中21本(80.8%)成功. リーグ平均が65.1%であることを考えると圧倒的であることがわかる. ウェンバンヤマに関しては8本中8本(100%)の成功.

この要因となっているのがスパーズのスペーシングの良さでウェンバンヤマとザック・コリンズといったインサイドプレイヤーが3ptが放てるためサンズのインサイドプレイヤーがペイントエリアから引っ張られ他のプレイヤ―がドライブからのアタックが可能になりゴール下での得点の積み重ねに成功. ゴール下に人数が集まれば外へのキックアウトで3ptと効率よくシュートを決めていた.

ディフェンス

ディフェンスにおいてはウェンバンヤマの存在が非常に大きい.

ブロック数については2ブロックと際立ったものではないがウェンバンヤマがゴール下にいることで相手のゴール下へのアタックを減らすことができ, この試合ではフィールドゴールの試投数を19本に抑えていることが物語っている.